Filtered 222nm Far-UVCランプ(Care222)を使用した新しい実験論文が出ました。
この実験はイアンユーディー教授やブレナー教授らの蒼々たるメンバーによって行われ、世界で初めての「実寸大の部屋を再現した環境でのエアロゾル不活化効果」を検証したものです。
※以下機械翻訳を基にAMGが再編集しました。間違いがあればご指摘ください
実験チャンバーは4.26×3.35×2.26mのほぼ実物大の部屋のサイズで、対角線上に換気装置が設置されたもので、十分ではないが密閉でもない1時間当たり3回の空気交換(ACH)を行う設定です。
要は「現実の部屋」で実験をしたのと近い結果が出せる環境を再現しています。

Care222ランプ5個がこのチャンバーの天井に取り付けられ、5個全てを使っての強照射、1個での現行TLV内照射、5個で現行TLVより遥かに弱い照射など、様々に調整(減衰用の調整フィルター追加による)し、それぞれでエアロゾルに対する不活化効果を検証しました。
※強照射設定は今後予定されているTLV緩和を想定したもの、中照射設定は現行のTLV規制値内に収めた照射量、低照射設定は現行TLVよりさらに低い安全性を最大限に担保した照射量となっているようです。
エアロゾルには黄色ブドウ球菌を使っています。この菌は新型コロナウイルス等よりも紫外線に強いので、これが不活化できるなら新型コロナウイルスにも有効だと考える事が出来るとしています。
実験手順は簡単にまとめると、この黄色ブドウ球菌のエアロゾルをチャンバー内に定在化させ、感染者が部屋にいる状態を再現し、50分のランプ照射を行い、ランプオンとオフ後20分を比較し、生存可能な病原体数を統計分析したとしています。
なお、従来はTLVの制限を高さ1.7mで浴び続けるピーク線量で考えていましたが、この実験ではより現実環境での使用想定に沿うように空間の平均曝露量で考えているようです。
図の右側がピークで捉えた場合で、左側が平均曝露量の場合です。

結果を簡単にまとめると、予定されているTLV緩和を想定した8時間当たり平均78mjcmの照射量(ランプ5本での強照射)では99.9%の不活化を達成し、現行TLVに収まる8時間当たり平均16.5mjcmの照射量(ランプ1本)でも93.9%の十分な不活化効果が出ました。
その他の結果は図を見て頂くとして、
注目すべきは室内をムラなく照らす5本照射で、なおかつ照射強度を落とした設定(現行TLVをはるかに下回る照射強度)では、8時間あたり平均4.1mjcmというとても低い照射でありながら、92.1%もの不活化効果が出ている事です。
これは現行TLVでも24時間使用できてしまう程の(しかも危険性をほとんど考えなくていい)照射強度であり、それでいてかなりの病原体不活化効果を出せることを示唆しています。
より広い情報を知りたい方はcare222応援団の情報まとめサイトへ
AMG私見
フィルターによって有害波長を取り除いた222nm(Care222)の安全性は、別の複数の論文で既出なのでここでは触れませんが、例えば学校の教室の天井に複数のCare222を設置し、この低い照射レベルで運用をしたとすると、登校から下校迄ランプは作動させっ放しで良く、先生はランプの切り忘れ等のリスク管理を考える必要はありません。例え好奇心から一定時間光源を見つめる子供が居たり、ランプの真下で寝てしまう子供が居たとしても、この照射レベルなら今すぐ全く問題なく運用できると思います。
そして季節や天候、その他構造上の理由等で十分な換気が難しい環境でも、確実に新型コロナをはじめとする病原体による感染リスクから子供たちを守れるはずです。
この光は通常の風邪ウイルスはもちろん、床やテーブルに付着したノロウイルスにも効果を発揮します。更には「この次」の未知の病原体からも子供たちを守るでしょう。
設置コストさえ国や自治体の補助で賄えるならば、AMGとしてはこれをつけない理由は無いと思うのです。
効果の面でも安全性の面でもエビデンスは着実に積み上がっています。
今後はこうした「現実空間での実装」を想定したものがますます増えるでしょう。
厚生労働省や文部科学省などもこうしたデータをキチンと精査して、必要な「決断」をして頂きたいものです。
この実験はイアンユーディー教授やブレナー教授らの蒼々たるメンバーによって行われ、世界で初めての「実寸大の部屋を再現した環境でのエアロゾル不活化効果」を検証したものです。
※以下機械翻訳を基にAMGが再編集しました。間違いがあればご指摘ください
実験チャンバーは4.26×3.35×2.26mのほぼ実物大の部屋のサイズで、対角線上に換気装置が設置されたもので、十分ではないが密閉でもない1時間当たり3回の空気交換(ACH)を行う設定です。
要は「現実の部屋」で実験をしたのと近い結果が出せる環境を再現しています。

Care222ランプ5個がこのチャンバーの天井に取り付けられ、5個全てを使っての強照射、1個での現行TLV内照射、5個で現行TLVより遥かに弱い照射など、様々に調整(減衰用の調整フィルター追加による)し、それぞれでエアロゾルに対する不活化効果を検証しました。
※強照射設定は今後予定されているTLV緩和を想定したもの、中照射設定は現行のTLV規制値内に収めた照射量、低照射設定は現行TLVよりさらに低い安全性を最大限に担保した照射量となっているようです。
エアロゾルには黄色ブドウ球菌を使っています。この菌は新型コロナウイルス等よりも紫外線に強いので、これが不活化できるなら新型コロナウイルスにも有効だと考える事が出来るとしています。
実験手順は簡単にまとめると、この黄色ブドウ球菌のエアロゾルをチャンバー内に定在化させ、感染者が部屋にいる状態を再現し、50分のランプ照射を行い、ランプオンとオフ後20分を比較し、生存可能な病原体数を統計分析したとしています。
なお、従来はTLVの制限を高さ1.7mで浴び続けるピーク線量で考えていましたが、この実験ではより現実環境での使用想定に沿うように空間の平均曝露量で考えているようです。
図の右側がピークで捉えた場合で、左側が平均曝露量の場合です。

結果を簡単にまとめると、予定されているTLV緩和を想定した8時間当たり平均78mjcmの照射量(ランプ5本での強照射)では99.9%の不活化を達成し、現行TLVに収まる8時間当たり平均16.5mjcmの照射量(ランプ1本)でも93.9%の十分な不活化効果が出ました。
その他の結果は図を見て頂くとして、
注目すべきは室内をムラなく照らす5本照射で、なおかつ照射強度を落とした設定(現行TLVをはるかに下回る照射強度)では、8時間あたり平均4.1mjcmというとても低い照射でありながら、92.1%もの不活化効果が出ている事です。
これは現行TLVでも24時間使用できてしまう程の(しかも危険性をほとんど考えなくていい)照射強度であり、それでいてかなりの病原体不活化効果を出せることを示唆しています。
より広い情報を知りたい方はcare222応援団の情報まとめサイトへ
AMG私見
フィルターによって有害波長を取り除いた222nm(Care222)の安全性は、別の複数の論文で既出なのでここでは触れませんが、例えば学校の教室の天井に複数のCare222を設置し、この低い照射レベルで運用をしたとすると、登校から下校迄ランプは作動させっ放しで良く、先生はランプの切り忘れ等のリスク管理を考える必要はありません。例え好奇心から一定時間光源を見つめる子供が居たり、ランプの真下で寝てしまう子供が居たとしても、この照射レベルなら今すぐ全く問題なく運用できると思います。
そして季節や天候、その他構造上の理由等で十分な換気が難しい環境でも、確実に新型コロナをはじめとする病原体による感染リスクから子供たちを守れるはずです。
この光は通常の風邪ウイルスはもちろん、床やテーブルに付着したノロウイルスにも効果を発揮します。更には「この次」の未知の病原体からも子供たちを守るでしょう。
設置コストさえ国や自治体の補助で賄えるならば、AMGとしてはこれをつけない理由は無いと思うのです。
効果の面でも安全性の面でもエビデンスは着実に積み上がっています。
今後はこうした「現実空間での実装」を想定したものがますます増えるでしょう。
厚生労働省や文部科学省などもこうしたデータをキチンと精査して、必要な「決断」をして頂きたいものです。
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