香港私立大学のCare222を使った論文が、米国科学会の査読付き学術誌「Environmental Science & Technology」に掲載されました。
※忙しくてなかなかブログが更新できず申し訳ありません。
(Care222関連の情報が無い訳ではありません。)
Evaluation of Single-Pass Disinfection Performance of Far-UVC Light on Airborne Microorganisms in Duct Flows
内容を超簡単にまとめると、空調ダクト内に設置したCare222の効果を、従来の254nm殺菌灯と比べたものです。
5種類の空中浮遊性微生物(細菌やバクテリア)に対して、Care222は254nmとほぼ同等の除菌効果を出しました。
AMG補足
これだけだと「人に直接照射しないなら254nm(もしくは265nmなどのLED)でいい」とか、「換気能力そのものを上げればUVCなんて不要」という意見が出ると思いますが、254nmと同等の効果があるならAMGはCare222に「相当のアドバンテージ」があると思います。
理由その1 「222nmなら菌類の光再活性化が起きない」
254nmや265nmで除菌すると菌類は遺伝子に損傷を受け一時的に不活化されますが、可視光にあたると修復され再活性化してしまうという現象があります。
処理された空気がダクト内から可視光を受ける室内に放出されると、せっかくの除菌効果が無駄になる可能性があるのです。
Care222では菌やウイルスのタンパク質にもダメージを与えるためこの現象は起きません。
※光再活性化についてはこちらのボーイング社の研究をお伝えした記事をご覧ください。
1年半も前の記事ですが、ようやくエビデンスや新規制の話が追い付いてきたのかも知れません。
理由その2 「やはりCare222なら安全」
光源をダクト内に収めてもメンテナンス時などに人が光を浴びる危険性はあります。空気清浄機などに内蔵した光源は、筐体の破損等により人が浴びてしまう危険性が常に付きまといます。
直接照射を前提にしたCare222なら当然この心配はありません。
理由その3 「室内と光源を統一する事によるコストダウン効果」
高い安全性と引き換えになる訳ですが、Care222の欠点の1つは高いコストとされています。
しかしもしも「安全な222nm光源はフィルター付き」と国際規格等で定められ標準化が進めば、今後の222nm光源はCare222に統一され、量産化によるコストダウン効果が得られます。
当然メンテナンスにおける部品供給等もスムーズになります。
高いコストと書きましたが、それでもビル全体の換気設備(空調施設)全体の刷新よりは遥かに低コストで「空気質の改善」「換気率の改善」ができますし、騒音や省エネと言う点でもCare222実装の方が有利です。AMGの妄想ではCare222は火災におけるスプリンクラーのような存在になるべきだと思っています。
今回の論文は香港私立大学の研究者によるものですが「米国科学会」の学術誌に掲載されました。
これがASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)が今制定・標準化を進めている「新基準」「新ガイダンス」に影響を与える可能性も無きにしも非ずです。
引き続き海外の動きに期待しましょう。
※忙しくてなかなかブログが更新できず申し訳ありません。
(Care222関連の情報が無い訳ではありません。)
Evaluation of Single-Pass Disinfection Performance of Far-UVC Light on Airborne Microorganisms in Duct Flows
ダクトフロー中の空中浮遊微生物に対する遠UVC光のシングルパス消毒性能の評価
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.est.2c04861内容を超簡単にまとめると、空調ダクト内に設置したCare222の効果を、従来の254nm殺菌灯と比べたものです。
5種類の空中浮遊性微生物(細菌やバクテリア)に対して、Care222は254nmとほぼ同等の除菌効果を出しました。
AMG補足
これだけだと「人に直接照射しないなら254nm(もしくは265nmなどのLED)でいい」とか、「換気能力そのものを上げればUVCなんて不要」という意見が出ると思いますが、254nmと同等の効果があるならAMGはCare222に「相当のアドバンテージ」があると思います。
理由その1 「222nmなら菌類の光再活性化が起きない」
254nmや265nmで除菌すると菌類は遺伝子に損傷を受け一時的に不活化されますが、可視光にあたると修復され再活性化してしまうという現象があります。
処理された空気がダクト内から可視光を受ける室内に放出されると、せっかくの除菌効果が無駄になる可能性があるのです。
Care222では菌やウイルスのタンパク質にもダメージを与えるためこの現象は起きません。
※光再活性化についてはこちらのボーイング社の研究をお伝えした記事をご覧ください。
1年半も前の記事ですが、ようやくエビデンスや新規制の話が追い付いてきたのかも知れません。
理由その2 「やはりCare222なら安全」
光源をダクト内に収めてもメンテナンス時などに人が光を浴びる危険性はあります。空気清浄機などに内蔵した光源は、筐体の破損等により人が浴びてしまう危険性が常に付きまといます。
直接照射を前提にしたCare222なら当然この心配はありません。
理由その3 「室内と光源を統一する事によるコストダウン効果」
高い安全性と引き換えになる訳ですが、Care222の欠点の1つは高いコストとされています。
しかしもしも「安全な222nm光源はフィルター付き」と国際規格等で定められ標準化が進めば、今後の222nm光源はCare222に統一され、量産化によるコストダウン効果が得られます。
当然メンテナンスにおける部品供給等もスムーズになります。
高いコストと書きましたが、それでもビル全体の換気設備(空調施設)全体の刷新よりは遥かに低コストで「空気質の改善」「換気率の改善」ができますし、騒音や省エネと言う点でもCare222実装の方が有利です。AMGの妄想ではCare222は火災におけるスプリンクラーのような存在になるべきだと思っています。
今回の論文は香港私立大学の研究者によるものですが「米国科学会」の学術誌に掲載されました。
これがASHRAE(米国暖房冷凍空調学会)が今制定・標準化を進めている「新基準」「新ガイダンス」に影響を与える可能性も無きにしも非ずです。
引き続き海外の動きに期待しましょう。
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