さて、、、今回の考察は
「ANSI/IES RP 27.1-22が改訂され、Care222の安全基準はACGIHのTLVに続いて緩和され、リスクグループ0の特例を受ける?
です!
これが「本当なら」凄いニュース(Great News)ですよ?
ANSI+IES+RP+27.1-22

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2021-12-12 (14)
※ANSI=アメリカ規格協会(American National Standards Institute)
※IES=照明工学協会


その前にAMGから一言
ウシオ電機の決算も終わり、純粋に「Care222という技術の応援」を再開できる環境になりましたので、ここしばらくの間、AMGが貯めていた「Care222に関する重要情報の断片」のご紹介を再開していきます。
当ブログの記事は事実を基にした考察ですが、個人的な見解や推測が多分に含まれますので、くれぐれも「当ブログの情報だけ」で投資判断をしないようにお願い致します。
(
※TwitterのDMの方にウシオ電機の通期最終利益の下方修正について苦情を言ってこられた方がいらっしゃいますが、当ブログの情報とウシオ電機の株価には何の関係もありません。またAMGはウシオ電機関係者でもありません。当ブログは純粋な技術応援を目的とした情報発信ブログです。)

「ANSI/IES RP 27.1-22: UV ランプによる光生物学的危険」が改訂されるのは事実のようです。既にプレビュー版が発行されています。

これに関して
Care222公式パートナー企業のUVC Cleaning Systemが次のようなニュースを発信しています。
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直訳

素晴らしいニュース!
Care222 デバイスを使用して出力を測定するための基準が明確になりました。 ANSI RP-27.1-22 の今後のリリースでは、出力を評価し、デバイスがしきい値制限値 (TLV) を超えないようにするための新しい方法が指定されています。
新しい評価高は1.85mで、以前の評価高より大幅に低くなっています。この結果、天井が 9.5 フィート以上の場合、調光を必要とせずにランプを使用できるようになりました。

これについて分析していきましょう。
もともとAMG入手したスライド資料から、本命はLM-93(紫外線ランプの測定)の方だと考えていました。

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この中で「Care222のフィルターが特別扱いされるだろう」と言う予測でした。

しかしどうやら本命はANSI/IES RP 27.1-22の方だったようです。
これは紫外線ランプをリスクグループ3~0に区分するための基準となるもので、UL規格等、他の安全規格・基準にも影響を与える重要な国際規格です。今までは222nm紫外線は「基本的にはリスクグループ3」という扱いでした

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AcuityBlandsのCare222照射制御モジュールは、暫定措置として「センサーや間欠点灯などの制御装置」によって「近接での照射を回避」し、「総照射量を減らす」事でUL規格におけるリスクグループ免除を取得していました。

ところが今回のニュースリリースを読む限りでは、9.5フィート(約3メートル弱)の距離さえ確保できれば、その制御装置なしでの「無条件照射」が可能になったと読めるのです。
「評価基準距離が1.85m」になった事で、直立した人体の眼の位置(光源に近い)を考慮する必要がなくなり、よりシンプルな計算による設置が認められた可能性があります。

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※この表(従来基準)から単純に計算すると、Care222の照射限度は約172.8mJ/cm2に緩和された事になります。これは先行して緩和されたACGIHの眼を基準にしたTLVとほぼ同等と思われます。
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Care222モジュールの照射量は3mだと約2μW/cm2なので、制御ありだとしても、リスクグループは1だったはずです。しかしニュースリリースを読む限りでは、この照射量のまま、天井高9.5フィート(約3m)以上への設置なら「制限なし(リスク免除グループ入り)」と読めます。

ついにANSIとIESでもフィルター付き222nmの安全基準が明確に緩和された可能性があるのです!
※これで日本のJISも改訂される可能性が高まったと言えます。


そしてこの緩和は設置の自由度製造コストダウン(ビームライダーは高価なので)に直結します。
学校やスマートビルへの222nm照射装置の普及に大きなプラスになる事は間違いありません。

また、この決定に至る理由「Care222が備える有害波長カットのフィルター」にあるとしたら、それはフィルターの無い他の222nm照射装置との「差別化」を意味する訳で、
Care222が「222nm照射装置のスタンダード」になる可能性がある超重要な決定と思われます。

規格の正式な発行内容の続報に期待しましょう!






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